個人的に栽培が苦手な水草です。基本的に丈夫でなかなか枯れませんが、CO2添加が少ないとだんだん矮小化してしまいます。簡単には溶けないあたりは救いなのですが。
多分少し硬度があってCO2添加が多い、いわゆるレイアウト水槽の環境を好むのだと思います。
溶けにくいのは水上葉に近い性質だからだろうと水からあげてもあまり良く育たなかったり…湧水沈水生なのでしょうか？
栽培が下手でもすごい勢いで株分かれして増えていきます。株別れのスピードはブリクサショートリーフを凌ぐほどで、たぶんロゼット系水草で一番でしょう。合う体質の人の元ではやたら丈夫とのことで、これを前景草に使う人が出てきたら面白いななどと。クリプトコリネ・パルバとかと並んでローメンテナンスで維持できそうです。（株別れはしてもランナーを出さないのはとてもよい！）
最後に。
なんか最近他のホシクサの名前でクチ/ベトナムが売られることが多いみたいですね。葉の付け根に茶色い毛がついていたり、葉色が濃緑色だったり、側芽を出すようにやたら株分かれしたり、枯れた葉は溶けずに赤茶色に残るなどの特徴があります。最後の特徴は、インドからタイあたりに分布するE. quinquangulareに通じるものがある（「押葉標本にすると赤くなる」）ので気になってますがベトナムからE. quinquangulareの報告はなく、あっても誤認の可能性が高いとか。
