水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

トニナspマデイラ産

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水草図鑑、ついに"トニナ"に入ります。

この類はスペースを取るので2種しか育てていません。

個人的に流通するトニナには3タイプありそうかなと思っています。が、ぜんぶSyngonanthus anomalusのような気もしなくも無いです。


一つ目はベレン産に代表されるカールが強いもの。これはSyngonanthus anomalusとして間違い無いでしょう。カッセルマンの図鑑ではS. macrocauronとなっていますが、現状ではS. anomalusのシノニムであるためこちらを採用します。

もう一つはマデイラ産やマナウスナローなどのカールが弱いもの。カッセルマンの図鑑ではS. inundatusではないかと書いていますがS. inundatusは2015年にはS. appressusのシノニムであるとされており、S. appressusは正直あまりこの手の「トニナ」に似ていない…そもそも沈水植物かどうかすら怪しいです。もし沈水で行けるにしてもぺドラスターとかそっち系の見た目のような…。

※マデイラも当然上陸試しましたがうまくいきませんでした。

最後のタイプはウアウペスなどの這い回るものですが、正直まじまじと実物を見ていないのでなんとも。

まぁこんな感じですね。パエパランツス亜科はマジでよくわからないグループなのでうーむ困りものです…。

正直全部S. anomalusな気もしますがまだ謎は多そうな気がします。


マデイラ産はだいぶ状態の上下がありましたがようやく飼い慣らせてきました。トニナは「根が重要なのに植え込んでいてもなかなか根を出してくれない」のが問題です。浮かせておく期間をできるだけ長く取る、一度根付いたら差し戻しせずに株ごと倒して脇芽を出させる、あたりがポイントな気がしてきています。