水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒメハリイ

放棄休耕田の色が変わるほどヒメハリイ(広義)が生えているとは思いもしなかったので、度肝を抜かされた。ヒメハリイ以外のEleocharisがマツバイしか見当たらないのも不思議な話で、この後どうなっていくのか大変興味深い。 完全に余談だが、日本で一番美し…

へんなオオヌマハリイ

なんだこれ?と思ったものの、たぶんオオヌマハリイなのだろうなと思っている個体…。 異様に丸い。 痩果。 こういう個体こそ採集栽培して比較すべきだったなあと後悔。

ミツカドシカクイ

柱基お化けつながりで…。すごかったデス(一瞬、前後を見失った)

ヒメハリイ

柱基お化け。。。

セイタカハリイ

見た目からまずセイタカハリイだと思ったものの、いちおう現場で撮影…したもの。刺針状花被片には返し状の突起が多数、鱗片は淡色。 後で見返してみると、ピンボケ…

謎のGlyceria

右が謎のGlyceria、左はムツオレグサ ムツオレグサを探していたところ、水田の”ほりあげ”で変なものに遭遇した。 スケール感はムツオレグサやドジョウツナギと同大の中型種だが、穂はムツオレグサよりやや小さい。 最上部の葉しか採集できなかったが葉幅5㎜…

水槽レイアウトに関して思うこと…水景はジオラマである、ジオラマに”本物”を使うべからず…

先日、アクアリウムを題材にしたゲームが発売されたという。内容としてはゲームフィールドから水草や流木を採取してきて水槽に配置・配植する…というものらしく、海外での水草熱の高さには驚かされるばかりである。(多分もうその辺の熱量では日本よりずっと…

ノビエプロパガンダ

今回は身近にあるカオス、ノビエについて…おもに「雑穀の自然史」とWu et al., 2022をベースに書いていますが、勘違いなどあるかもです。ひとまずノビエに興味を持ってみる人が増えたらなあと思って書いています。 A. ヒエと食 B. 雑草としてのヒエ C. 野生…

1967年に流通していた水草リスト(一部)

A Manual of Aquarium Plants (Shirley Aquatics Ltd., Monkspath, Shirley, Solihuli, England) に掲載されていた水草リストです。適宜注釈入れています。 気まぐれ更新なので、そのうち気が向き次第第二弾など作るかもしれません。 今よりむしろ多様なの…

コウキヤガラ Bulboschoenus maritimus

コウキヤガラ コウキヤガラは海岸付近の湿地によくみられるが、不思議なことに河川の河口域ではあまり見覚えがない・・・気がする。不思議

ノビエ模式図

だいたい日本のノビエはこんな感じ。あくまでざっくりした模式図です。

タイヌビエ

やはりこの背の高さ、型崩れしないしっかりとした立ち性、そして大きな小穂が特徴的。

ヒメタイヌビエ

意外に写真がないヒメタイヌビエ。関東では局地的な印象を受ける。 小穂は丸みを帯び、ヒメイヌビエを丸くした程度には小さく、第一護エイは日本産種でも特に短い。イネ擬態でサイズはイネ準拠。ほかのヒエ類より葉が青っぽく、タイヌビエより小さく穂も寸詰…

イヌビエ

この株はイヌビエらしいイヌビエだと思った。 イヌビエはしばしばタイヌビエに酷似する。上がタイヌビエで、下がイヌビエである。 小穂の大きさの違いがわかるだろうか。イヌビエには地域差が大きいので、もっと違いがはっきりする株が多い。

いろいろなヒエ

右はタイヌビエ、左はケイヌビエ。やはりタイヌビエの方が同じくらいの長さでも、ぷっくりしている。 イヌビエだが立ち性傾向の強いもの。穂は細くてやせた印象を受ける。 タイヌビエではなさそうな、一見ヒメイヌビエを思わせるような小穂も小さい開帳型草…

ケイヌビエ

関東の田園地帯では実によくみかけるヒエ類。 日本のノビエ類ではもっとも野生に近い種だと思っていて、平野部の低湿地に多く、水田よりむしろ自然湿地でよく見かける。 長いノギが特徴的で、強豪かつ横向きに周囲の植物をなぎ倒すように生育する様子も他の…

リュウノヒゲモとその類縁

あくまでメモ書き。 さきほどTLを眺めていたら北海道にホソバリュウノヒゲモ Potamogeton filiformisが分布するという情報があった。初耳だったので違いについてとりあえず調べてみた。 リュウノヒゲモは極めて変異が激しく、ヨシの茎を思わせるほどに巨大化…