水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

栽培法などメモ:クロアブラガヤ

北方のやや富栄養な浅い水中に見られる抽水植物です。耐暑性はあり、栽培にあたって暑さはそこまで問題にならないようです。関東平野でも見られる場所があります。ツルアブラガヤと違って地下茎で増えず株立ちで美しい植物ですが、葉縁が鋭く油断すると手を切ります。

 

現地メモ

ツルアブラガヤと並んで日本産のアブラガヤ類では水生傾向が強く、抽水条件でしか見たことがありません。ただし実生栽培からすれば発芽は水上で行う必要があるようで、減水期に発芽して頭を出せたものが生き残って栄養増殖するように思われます。春咲きで春の花芽が開花結実し、のちに出たものは先端に子株をつけるランナーになり栄養増殖します。冬は厳冬期のみ水上部は枯れますが、水没した葉の根元の部分が常緑越冬します。

 

栽培メモ

 

株立ちで草姿も美しく水深の適応幅も広く、暑さ寒さにもそこそこ強いので育てやすい種です。

屋外全日照、水深5-20cmの抽水で管理します(頭が出ていればもっと深くてもOK)。株分けは根のついた1シュートずつに分けて刺しておくと1ヶ月ほどで数本からなる株になります。放っておくと子株を先端につけるランナー状の花茎が出ますが、これによる増殖は効率が悪く、刈り取って体力を温存して株分に専念した方が良いでしょう。

春に咲く花は放置すると大量の種をばら撒くので、咲く前に刈り取ります。