世界的には大所帯であるにもかかわらず、日本にはいない――そういう植物にはなかなかロマンがあるように思います。しかも、それが比較的簡単に栽培できるとなると。
レースソウ科/アポノゲトン科 Aponogetonaceaeはそんなものの一つではないでしょうか。
レースプラントは難しいしアポノゲトンといえば休眠だろう、と言われてしまうかもしれません。しかし、ここで取り上げる穂が1本のタイプのアポノゲトンの仲間はCO2添加なしでもよく成長し、休眠しにくく、したとしてもちゃんと復活し、他の草に埋もれて消えてしまったり水槽から水を抜いてしばらく置いておいたりとしても、しばしば復活してくれるタフな連中です。
さらに、水槽内で結実し簡単に実生繁殖させられる点で、いわゆる他の水草とは異なるアプローチの楽しみ方ができます。
しかもこのグループにはかなり奇妙な構造を持つ種を多く含み、水草を語るにあたって避けがたいところがあります。
しかしこの仲間の扱いといえば、「レースになってないレースプラント」のようなものが多く、げんに市場で最も雑な扱いを受けているロゼット型水草の一つという印象すらあります。
特に、栽培向きのアジア産の花穂が分岐しないタイプに関してはとりわけです…。
入荷は不定期ですが、束になって二束三文で売られていたり、同じロットに複数タイプが混じったまま売られていることもあります。値段はほとんど時価です。
そんな、水草としての優秀さと扱いのがあまりにも釣り合わない、もっと評価されるべき水草について、今回は書いていこうと思います。
西洋において最初に知られるようになったアポノゲトンは、アポノゲトン ナタンス Aponogeton natansです。この種は Rheede によってParya kelangaと記述され(Hort. malab., XI, p.31, fig.15, 1692)、その後リンネによって Saururus? natansとして記載されました(L. mant., 1771)。その後、リンネの息子であるLinnaeus filiusは1782年にこの種をAponogeton monostachyon(1つの穂をもつ、アポノゲトン)として、キボウホウヒルムシロ Aponogeton distachyos(2つの穂をもつ、アポノゲトン)とあわせて再記載しました(Suppl. Pl.: 215 (1782))。
注釈1 Aponogeton monostachyonはSaururus natansと同種のため、後続異名として種小名は残されてAponogeton natansとなった経緯があります。Aponogeton distachyosに関しても、この記載にはAponogeton distachyonと書かれているようです。
ここで私は、はじめからアポノゲトンをカタカナで表記しました。
これには理由があります。
このアポノゲトンという語は、属名となる前から、アポノゲトンではない、とある特定の水草を指す語として用いられていたためです。もともとはアバノ(Abano terme)にあった温泉 Aquae aponiの周囲に生えるもの(geton)という意味※で、少なくともPontederaが1720年には用いているようです。この語がさす植物はイトクズモ(ミカヅキイトモ)でした。事実1756年にJohn Hillがイトクズモに対してAponogetonという属をあてています。
※注釈2 ポタモゲトンでは、Potamo(川)の隣人(geton)となるがDioscoridesは川に生えるのでその名がある、と書いているらしい: Potamogetonは川の中に、Limnogeton (昆虫:カイススリ)は池の中にいるので、学名としては川に生えるものくらいのニュアンスでいいのではと思っている。)John Hillの名が先行しているので、Aponogetonの属名は保存名扱いです。
したがって、アポノゲトンという名前自体は当時から既にある、イトクズモをさす語だったのですが、Linnaeus filiusがいったいどうしてイトクズモを指す語を属名にしたのかに関しては、いまいちはっきりしません。
さて、アポノゲトン科は日本の植物からすると、非常にキメラ的な植物です。全草をみると、一部のオモダカ科やサトイモ科を彷彿とさせます。とくに、根が下方では脱落し、葉の直下、根茎の上半分だけから出る新根の組み合わせは、サトイモ科でよく見かけるものと似ています。(ちょうどコンニャクやマムシグサを彷彿とさせます。)葉は平行な主脈が横方向の脈ではしご状に連結されており、これまたある種のオモダカ科や、一部のヒルムシロ科を連想させるところがあります。
花をみると、長い柄をもつ細長い穂状の花序は一見するとヒルムシロ科のようですが、蕾を見ると、一見サトイモ科を思わせるような苞に包まれています。数個の離生心皮を中心とした花は一見するとヒルムシロ科にやや似ていますが、花被片(ガクおよび花弁の総称)はより少数ですし、単子葉類によく見られる3放射性も、ヒルムシロ科で顕著な4放射性もはっきりしません。種子は無胚乳種子で、その殆どが巨大な子葉からなります。そして多くの種で種子内ですでに幼芽が伸長しており、散布とほぼ同時に発芽するものも多いです。
ほとんど事実上の胎生種子のようなもので、穂の上で早くも発芽してしまうものもナタンスで流通するA. cf. robbinsoniiでみたことがあります。しかし、この奇妙な発芽生態が凡てのアポノゲトン科に当てはまるわけではありません。
日本人がこの奇妙な水草に触れたのは、やはり大正時代のレースソウ/レースプラントの導入が初であったようです。ただし、現在につながるレースソウの導入は戦後のことであり、また本稿では花穂が分岐しないアポノゲトンを扱うため、これ以上は触れません。
さて、日本が台湾に進出すると、日本にはないさまざまな植物に遭遇することになります。
そのひとつに、最も北方まで分布するアポノゲトン属※であるAponogeton lakhonensisがいました。この種にはAponogeton taiwanensisと名付けられ、「ウリカワヒルムシロ」という和名がつけられています。
A. lakhonensisは緩い流れのある水路からときに水田にも進出する種です。ロゼット状の浮葉植物であり、ヒルムシロによく似た沈水葉および浮葉と、黄色い穂状の花を咲かせます。ウリカワは水田に生息するオモダカ科のロゼット型の植物で、ヒルムシロは同じく水田に出現する浮葉で長い茎をもつヒルムシロ科植物ですから、日本人からすると「キメラ的な形態を持つ」と言わざるを得ないアポノゲトンの姿をよく捉えた良い和名だと思います。
なおこのウリカワヒルムシロAponogeton lakhonensisですが、台湾から東南アジアの広域、インドまで分布するアジアで最も広い分布域を持つ種かつ立派な沈水葉をもつにもかかわらず、どういうわけかアクアリウムに定着していません。
もしかするとこの理由はこの種のアポノゲトンとしては少し変わった(そして植物としてはやや平凡な)繁殖生態にあるのかもしれませんが…のちに述べましょう。
※注釈3: Aponogeton taiwanensisは現在ではA. lakhonensisのシノニムとされることが多いです。ヒマラヤにA. undulatusがいるという話はありますが、それとともに北限のアポノゲトンといえます。
日本における現在につながるアクアリウム、とくに水草水槽の歴史はやはり戦後にあります。アポノゲトン類の初出はもちろん古い部類なのですが、ここで触れる穂が分岐しないグループの所出がどこにあるのかについての資料は集められていません。また、葉による同定が難しいためにどの種が実際に流通していたのかの判別は写真からでは難しいです。
東南アジアにおけるアクアリウム用の水草輸出は1950年代にすでに始まっており、1950-60年代にはこれら栽培材料をもとにしたり、参考とした種の記載が多く行われています。こうした水草の一部は日本にも入ってきていたものと想像されます。
1990年代から2000年代にかけてさまざまな水草が日本に採集、輸入されましたが、アポノゲトン属に関してはそこまでの注目を浴びなかったようです。
少なくともこの時期の野外採集水草で、注目を浴びたアポノゲトン属は少なく、現存するものも稀ですので、ここでは多くを語りません。ただ少なくとも、コレクターズアイテムとしての扱いはあまり重視されなかったようです。
種子がばら撒かれ結実して増えると言う増え方はあまりコレクションに適さず、複数株が開花すると交雑するかもしれないと忌避されたり、レースプラントをはじめとした複数分岐の花穂をもつマダガスカル産種がしばしば突然休眠してそのまま休眠を打破できないと言うトラブルに見舞われることなどの理由もあったのかもしれません。
現在流通するアポノゲトン属は殆どが産地情報や由来が不明な株で、ファーム由来のものも名前と実情がしばしば一致しません。
したがって、由来や採集者の話は一切しません。
もとから、人より草見ようぜ、それが何であるのかはタグではなく、実物を見て、育てて知ることにしよう、というのが私のスタンスです。そして楽しむためには、まず資料が必要です。
ここからは、ものが基本的にわからないことを前提として、安価で手ごろなものが多いアジア産アポノゲトンを楽しむ方法について書いていきます。
2026年現在私が確認する限り、1株あたりの単価が2000円未満のアポノゲトンは1種を除いて穂が1本で分岐しません。
そのたった1つの例外が「アポノゲトン ナタンス」で流通する、A. robinsoniiに似た(おそらくそのものの)不明種です。ナタンスとして流通するA. crispusもあるので、ここではこの種も共に扱おうと思います。すなわちここで扱うのは、クリスプス、「ナタンス」、「リギディフォリウス」「ウンドゥラートゥス」あたりです。
2000-5000円ほどで取引される高額なアポノゲトンには穂が複数に分かれる不明種がいくつかいます。(「ロンギプルムロスス」で流通するものの一部など)これらを葉の外見上の類似から穂が1本のものと交雑したものが由来とする意見もありますが、基本的に株別れはしにくく、有性生殖でないとうまく増やせないアポノゲトンの都合上、よほど稔性の高い雑種でもない限り大量に雑種が流通するとは考えにくいですし、自家受粉でよく結実するという観察からもやや不思議です。本当に稔性が高いのなら、生殖隔離が疑問ですから…。組織培養で雑種を量産しているのなら、それはそれで興味深いです…。(ぜひその技術を是非レースプラント等の複数の穂をもつマダガスカル産種群に生かしていただきたいところです、と思います。)
育て方
ここで扱うアポノゲトンはどれも、もっとも栽培が簡単な水草の一つです。
ある程度pHの低めの(あるいは下がってしまっている)水槽であれば、あまり細工をせずとも育てることができますし、高いpHにも順応します。ソイル底床で魚を飼っていて、アマゾンソードもうまく育たない…と言う方などは、ぜひ試してみてほしいです。
また、睡蓮鉢でも楽しむことができます。クリスプスや「リギディフォリウス」、「ナタンス」などは浮葉を出し、水槽とは違った姿を見せます。クリスプスなどに関して東京で屋外でも越冬できたという話すら聞きますが、念のため球根だけでも室内に取り込んだ方が無難だと思います。
増やし方は3タイプに分かれます。現状流通する安価なアポノゲトンの大半を占めるA. crispusと「ナタンス」では、巨大な種子をつくり散布直後に発芽するため、親株と同じ環境でタネから育ってきます。株別れでは基本的に増えません。「リギディフォリウス」で流通する植物は、盛んに分球するため株分けで増やせます。「ウンドゥラータス」などは、花茎状の茎をのばしてその先端に子株がつくので、それを切り取って増やします。
では、種までの検索表にうつろうと思います。
種までの検索表
対象
東南アジア、南アジア、パプアニューギニアまでの種および、現在流通している個体群を対象としました。オーストラリアの種は検討に含めていません。
方法
各種の記載および既存の検索表をもとに、アクアリスト向けに検索表を組み直しています。アポノゲトンの分類は、伝統的に胚の形態をベースにしています。ただし、結実が確認できない場合でも先に進めるようにしました。
流通名「リギディフォリウス」は花色および根茎が独特ですが結実を確認できていません。
0-1. 花序は2本
0-1-1.花は紫色、雌雄異株、しばしば抽水性
→A. satarensis 流通なし
0-1-2. 花は黄色から白色、雌雄同株、通常沈水から浮葉性→A. robinsonii (広義)
細葉で沈水傾向の強いものをA. eberhardtiiとする意見もあります。
流通 Da nangのA. robinsoniiとよばれているものはA. eberhardtiiと呼ばれる個体群と思われます。「ナタンス」として流通する謎種はおそらくA. robinsoniiだと思いますが、2本の花序をもつ種はアフリカにかなりの種数がいるため、それらをすべて否定出来てはいません。
0-2. 開花していない、あるいは花序は1本
→1.
1. 胚珠4以上、あるいは結実した心皮には、4以上の種子が入る。種子は幼芽が目立たず、通常の種子に似る
→2. (このグループは知る限り流通なし)
2-1. 花は黄色、2重の種皮をもつ、幼芽を欠く→A. lakhonensis
2-2. 花は黄色、種皮は1重、幼芽は小型で目立たず(子葉に覆われほとんど見えない)、葉は細長く硬く、主脈と側脈のなす角度は約50度(A. rigidifoliusに似る)→A. loriae
2-3. 花は白からクリーム色、種皮は1重、幼芽は小型で目立たず、(子葉に部分的に覆われ)葉は細長い。主脈と側脈のなす角度は約70度→A. womersleyi
2-4. 花は白〜桃〜紫色、2重の種皮をもつ、幼芽を欠く→A. natans
1.開花していない、あるいは結実していない、あるいは胚珠2以下、あるいは心皮あたりの種子数は1または2で、種子は大きく幼芽が内部で成長しており、放出とほぼ同時に発芽する
→3.
3.以下の特異な形質を持つ。根茎を伸ばす、あるいは分球する
→4.
3. 以下の特異な形質を持つ。ランナー様の子株をつけた器官を伸ばす
→5.
3. 以下の特異な形質を持つ。抽水性である
→6.
3.上記に挙げた特異な形質を持たない。
→7.
4. 根茎で栄養増殖するようなもの
4-1. 葉は細く根茎は細かく分岐しくびれがあるため分球様。条件により浮葉をもつ、花は疎につき、黄色、幼芽未確認→「リギディフォリウス」で流通する植物
4-2. 根茎は長く円筒形、葉は太く、成熟した花序は間を開けた輪生状になる、幼芽は胚の中央付近やや下方につく、花は(白〜緑色〜?:個人観察)〜ピンク、葉脈と側脈のなす角度は90度に近い→A. kannangarae
4-3. 根茎は円筒形(でよく分岐し?)、葉は細く、花は白から緑色、幼芽は胚の下端につく。花は白〜緑色、花は螺旋状につく(現記載にはない)、葉脈と側脈のなす角度は45度に近い→A. rigidifolius
4-4. 根茎は数珠繋ぎ状。花はピンクから紫。結実率は低い。しばしば抽水性→A. bruggenii
4-5. 根茎は不整形でよく分蘖する。葉は先端が丸いさじ状。花未確認。
→アポノゲトン'バンメトート'で流通する植物。個人的にはA. robinsoniiの沈水葉に似ている様に思っているが、栽培が気難しく確認できなかった。
4-6. 根茎はやや伸長するが明らかな分岐はなく、円筒形で匍匐する形態でもない
→3.に戻る。
5.花茎状の茎の先端に子株をつけて栄養増殖するもの
5-1. 花が確認でき、花被(花びら状の部分)は細長く、先端に向けて幅広になり、突出してよく目立つ(この検索表にある種の中では突出して変わっている)→A. undulatus 狭義
5-2. 花が確認でき、花被は伸長せず短く、横長で目立たない→A. dassanayakei
注:花も果実もA. crispusによく似ている。スリランカから記載されているが、Bruggenはよく似ている可能性のある標本をカチンから確認しており、より分布が広い可能性がある。
5-3. 花が確認できない
→同定不能なA. undulatus種複合体。
複数の染色体型をもち、おそらく複数種を内包している。なおA. undulatus狭義はほとんど滅多に咲かないため、実質的に開花を確認できるまでほとんどがここに入る。
6.抽水から浮葉植物で、沈水葉はほぼないもの。
6-1. 数珠状の根茎を持ち、結実率は低いが大型の胚をもつ→A.bruggenii
6-2. 根茎は単純。
→A. natans を疑いつつ、果実が得られれば2.に戻って確認。スリランカのA. natansは少なくとも抽水から浮葉性とされ沈水葉を欠くようであるが、他の種(A. jacobseniiなど)でも抽水型の観察例はときにあるため。
7.胚(果実ではなく、その中に入っている緑色の部分)に付属体(突起)をもつ
→8
7.胚に付属体(突起)を持たない
→9.
7.胚を確認できない
→3に戻る
8.胚に付属体(突起)をもつもの
8-1.胚に付属体(突起)を1つ持ち、全体として二叉に見える。幼芽は中央付近にある→A. wolfgangianus
(原記載では付属体なしとしているがどうみても付属体であり、Chougule et al., 2023の会議論文アブストラクトでも付属体ありと数えているため実務上ここに入れた)
8-2.胚に付属体を3-4並べ、幼芽は頂点にみられる→A. appendiculatus
8-3. 胚に螺旋状の付属体をならべ蕾の様な形態をとる→A. nateshii
9.胚に付属体(突起)をもたないもの
9-1. 花被(花びら状の部分)は細長く、先端に向けて幅広になり、突出してよく目立つ(A. undulatusに似る)→A. microphyllus
9-2. 幼芽は胚の中部につく。葉は幅広く、浮葉は稀(筆者より: ウルバケウスに似た印象をうける)→A. jacobsenii
*Bruggen本人の回顧録により、Bruggen(1970)でA. echinatusとされていたものがA. crispusで、A. crispusとされていた幅広のものをA. jacobseniiとして記載したとのことです。(Bruggen,1988)
9-3. 幼芽は胚の下部につく。幼芽を収める溝の幅は広い。浮葉をもち、葉の形は幅広な披針形。 しばしば果実に突起を複数持つ。
Aponogeton crispus (=A. echinatus)
*A. dassanayakeiの子株のない株に関して: A. crispusとの違いは、読む限り胚、果実、花ともほとんど差がありません。根茎がA. dassanayakeiではやや細長いとされますが…縦横比の記載がなく、図及び写真を見る限り、根茎や葉だけで見分けられるかは疑問です。
参考文献
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van Bruggen, H. W. E. (1970). Revision of the genus Aponogeton (Aponogetonaceae). Blumea: Biodiversity, Evolution and Biogeography of Plants, 18(2), 457-487.
van Bruggen, H.W.E. 1988. Aponogeton jacobsenii. Het Aquarium 58(11): 288–290.
van Bruggen, H. W. E. (1972). Aponogetonaceae. Flora Malesiana-Series 1, Spermatophyta, 7(1), 213-218.
Manawaduge, C. G., Yakandawala, D., & Les, D. H. (2016). A reappraisal of leaf morphology in Aponogeton natans (Aponogetonaceae). Phytotaxa, 265(1), 095-097.
Manawaduge, C. G., Yakandawala, D., & Les, D. H. (2016). Morphometric analysis reveals a new species of Aponogeton (Aponogetonaceae) in
Sri Lanka. Phytotaxa, 275(3), 243-262.
Chougule, R., S, Yadav, M.M. Lekhak.(2023) Embryo morphology of Aponogeton and its taxonomic significance. Conference Paper. XLVI All India Botanical Conference of the Indian Botanical Society and the international symposium on Synergy in Plant Science and Sustainable Future-2023, Sant Gadge Baba Amravati University, Amravati, Maharashtra, India (Abstract)
De Silva, M. A., Deshaprema, K. M. S., & Manamperi, J. P. J. (2016). Aponogeton kannangarae, a new species of Aponogeton (Aponogetonaceae) from Rakwana hills, Sri Lanka. Phytotaxa, 272(3), 220-224.
Yadav, S. R. (2017). A new species of Aponogeton (Aponogetonaceae) from India with critical notes on embryo morphology.
Wakkumbura, J. R., Ariyarathna, H. A. C. K., & Yakandawala, D. M. D. (2026). Re-evaluating the species limits of Aponogeton kannangarae and Aponogeton jacobsenii using ISSR data. Ceylon Journal of Science, 55(2).

