水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

栽培法などメモ: ヒロハノクロタマガヤツリ

世界の熱帯に広く分布する多年生の湿性〜抽水植物です。フラグミテスspギニアとして流通した種にきわめて近縁ですが、試した限りでは沈水化しません。

草姿が非常に美しく、耐寒性はないものの夏場の抽水植物として楽しめます。五角柱状の茎はカヤツリグサ科でも特異です。

 

現地メモ

休耕田や湿地、公園の水場など遷移初期の富栄養な水湿地に見られる種です。水深0-10cmで見かけることが多く、あまり深い水深では見かけません。野生下ではもっぱら種子増殖のようです。

 

栽培メモ

発芽率は高く、実生で容易に株が得られます。近縁のクロタマガヤツリが普通に蒔いても殆ど発芽しないのとは対照的です。室内照明では特に発芽初期、すぐ貧弱になって成長が止まるので、直射日光が必要です。(マルチスペクトルランプの直射くらいやればまだしも)5月に播種し、全日照下では極めて早く成長します。鉢をあげて移植しながらうまく育てると、9月には1mを超え開花し始めますが、当方では結実前に寒波と霜で枯れます。

乾季に備えるために肥厚した塊茎をつくりますが、これに耐寒性はないようです。

直射日光で引き締めて育てた株はある程度の耐陰性…というか日陰に置いていても徒長と倒伏こそすれ、なかなか枯れません。そのことから夏に育てて冬場は室内取り込みで越冬させることが可能です。

実生のほか、刈り取った茎を水に浮かべることで各節から1つずつ子株を取ることができ、これでサイズダウンしながら株数を増やすことができます。根が出て親茎が枯れたら切り取って植え付けます。