水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

水草オタクのレンコンがたり.

寒くなってきました。 今回は、正月に欠かせない冬の作物、レンコンについて、水草オタクがみっちり語っていこうと思います。 I. 世界のハス II. ハスの進化史と分類的位置 III. ハスの草体について IV. レンコンの穴とハスの通気システム V. 葉による加圧と…

水に潜ったマコモ Zizania texana

みなさんお楽しみの「世界の珍妙水草」シリーズです。今回は、身近な植物に近縁ながらもどうしてこうなった??という、イネ科を紹介しようと思います。 日本人にとって馴染み深いイネ、およびイネ属Oryzaは、熱帯の雨季と乾期に劇的に水位が変わる環境に特…

ヒルムシロ属のSclerenchymatous rays

この形質はエゾヤナギモ種群、およびヤナギモ、P. polygonus、P. ochreatusにみられるとされるが、北半球でみられるのはエゾヤナギモ種群とヤナギモのみ。 エゾヤナギモのSclerenchymatous rays 実際の葉脈は3脈しかない ヤナギモのSclerenchymatous rays

関東地方のコウホネ類について

コウホネ類に関しては個人的にそこまで思い入れが強いわけではないけれども、あくまでも個人の感想として書いてみる。どの種も再生産能力が低く、かつ根茎の損傷などに脆弱であるため分布に関しては詳細を避けたいところで、また残された個体数もかなり少な…

ビオトープアクアリウムのための水草解説③Oryzias minutilus

道中の湿地で休憩がてらちょっとだけ採集。水草も撮影しておいたので楽しんで。ミヌティルスがめちゃくちゃたくさんおりました。ミヌティルスでよかった…。(ギリギリスルーできる。笑)#闘魚庵遠征202401 pic.twitter.com/jpnk7tgwBC — けんご@アナバス専門…

正体に悩むもの

明日シダ探しに山行ってもよろしいか…??フィールドワークが足りないんだ… pic.twitter.com/skDNNqVEbl — けんご@アナバス専門店闘魚庵 (@Balitoridae) 2024年5月21日 映り込み水草の記事第三弾。とても気になっているもの。 なにやら細長い水草がたなびい…

ビオトープアクアリウムのための水草解説 ②Betta cf. imbellis

なかなか水草の映っている写真は多くは無いので、総集編的にやっていこうかと思います。この地域のこういう水域ならこれ辺りが出てくるんじゃない?という感じで、ザックリと書いていこうかなと思います…。 まずはこのツイート(ポストとは呼ばないぞ、マス…

ビオトープアクアリウムのための水草解説 (Betta prima編)

Betta primaとその生息地(Sihanoukville Cambodia)立木とホシクサが沢山ある美しい景観の湿地です。底質は細かくて比重の高い砂でした。水質データpH:6.0NO2:0NO3:0GH:1KH:0水質は凄くベタらしくpH、硬度共に低めの水になってました。マウスタイプの多くは…