水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

水草の食用方法に関する情報

あくまでも自己責任で.

 

オギノツメ

苗葉を採り,よく熱した湯に浸して冷まし,苦みを採って油塩にあえて食べる..とのこと.(救荒本草より)

カワヂシャ

茎葉を煮ておひたしなどにする.救荒本草啓蒙では生のままレタスの代用にするとのこと.水腫病の人に効能ありとのこと.

ハッカ

茎葉を煮る,ゆでる,漬物とする.またハッカ油を菓子の香りづけに用いる.

シロネ

根を洗浄し,加熱して油,塩にあえて食べる.生食も可能とのこと.

ミズハコベ

葉を食う(救荒野譜)

クサネム

花葉茎を陰干しし,少しあぶって番茶の代用とする.

マツモ

生深水中葉如髪茎如藻冬月和魚煮食夏秋亦可食.(救荒野譜)

オニバス

種子,地下茎を食べる

*富山氷見群十二町潟の群落のことが「最も盛なる発育をなす」と書かれている

*みずぶき,いばらばすともよばれていたようだ

コウホネ

葉,茎は生でも茹でても食べられる.根は煮て食べる.(救荒本草)東北地方では根茎を食用とする.

*根茎はアルカロイドのNupharidinをもち,葉芽の粘液はラムノースである.

バイカモ

味噌汁にする.苦みがあってよい.酢味噌和え,漬物にもする(牧野,植研5,237)(昭和3年 1928)

クログワイ

その皮黒紫なれど其の肉白し.食ふべし.根を採り煮熟して食ふ.粉に製作して之を食えば人の胃腸を厚して飢えず.丹石を持つ人食うに宜し.丹石の毒を解す.妊婦は食うべからず.(救荒本草

*台湾におけるシログワイにも触れているが,この記述は略.

フトイ

若葉と根を茹でても煮ても食べられる.またこぬかと塩に漬けても食べられる.(救荒本草抜粋)

ヤナギモ

葉をすくいとり根を採って洗い,刻み砕き,加熱して油塩で食べる.米を加えて粥とする.(救荒本草

ヒルムシロ 

よく茹で,よく浸して苦みを抜いて食べる.また茹でて干して保存し,これを茹でて食べる(救荒本草抜粋)

リュウノヒゲ

苗および根豆を採り沈むものを選び洗浄し煮て食べる.生食も可能.(救荒本草

 

まあだいぶ限界な感じです.誤読もありそう...

服部健三,近藤信 食用植物學 昭和17年 科学書院より.