謎水草です.もしかすると真のスタウロギネレペンスじゃないかと期待しています.
開花さえしてくれれば仕留められると思うんですがねぇ….
別名・略称 アマゾンハイグロ・マナウス
学名 Staurogyne repensもしくはStaurogyne spraguei
海外流通名 海外流通はたぶんない
分類 キツネノマゴ科
分布 南米.マナウス
この水草について
アマゾンハイグロ類は割といろいろ流通していますが,そのなかでも水上葉が洒落た美しさを持つ種で,葉脈が深くくぼんでいるのが特徴的です.水上葉は無毛,水上茎は多毛.水上と水中でサイズはほぼ変わりません.無印/ ベレン産のアマゾンハイグロより葉が細身で葉脈のくぼみが深く,大型です.花見たさに栽培していますが咲いてくれません・・・.
野生下での生態
マナウスの現地写真は見たことがありませんが,他のアマゾンハイグロの自生地写真を見る限り小河川の川岸や湿地に生えるようです.自生地の土質は泥系です.
私なりの育て方
栽培自体は案外簡単で,スタウロギネ レペンスや普通のアマゾンハイグロが育つ環境なら育ちます.レッドラインやパープルといった広葉系,細葉系に比べるとかなり簡単です.ただし意外に大きいので60㎝だといまいち使いにくいかも.肥料が多ければ結構速いスピードで成長します.葉が溶けた際は溶けかけの葉を全部カットし復活を待ちます.アマゾンハイグロは丈夫なので,茎だけになっても数か月は枯れず,環境が改善すれば生えてきます.
水槽以外での楽しみ方
水上の方がよく育ちます.ソイルでも黒土でも栽培可能ですが,ミズゴケ植えでは根が張らずダメです.あまりpHが低いのもよくないのかもしれません(トニナが生えるようなところよりエキノドルスが生えるようなところなのでは?).密閉の小容器ではなく,ある程度サイズのある衣装ケースや水槽内の方がいいタイプです.根を張れば常湿でOK.
混同されがちな種と見分け方
アマゾンハイグロ類は互いに似ています.というか広葉系はS. miqueliana,細葉系はS. stolonifera,本種などの中間形はS. repensまたはS. spragueiなのでそりゃよく似ています.S. spragueiとS. repensの違いはサイズ’(S. repensの方が大きい),花序の腺毛がS. spragueiにはなく単純なトリコームのみである,S. spragueiのほうが分岐が疎らといったものです.うちでは咲いていないので未確認です.