早速水草図鑑なのかなんなのかわからなくなってきましたね。上陸トレンドを続けます。
ホシクサ、クロホシクサ、ヒロハイヌノヒゲの次はシラタマホシクサです。
基本データ
和名 シラタマホシクサ
学名 Eriocaulon nudicuspe
生活形 湿性植物
分布 東海地方
野外での遭遇頻度 まず出会わない
ショップでの遭遇頻度 園芸店でよく見かける
栽培 種さえ確保すれば容易(屋外)
pH 5以下?
底床 ミズゴケ浮舟式
適した水深 0
本種の攻略法は東谷山農園さんが確立した浮舟式栽培箱でバッチリです。
屋外全日照の容器に底に穴を開けた発泡スチロール箱を浮かべ、鉄釘とミズゴケをいれて沈まないことを確認したらそこにタネを蒔きます。(秋まきです)。以上です。pHは水苔に植わってる以上下がりますし、鉄分は鉄釘で補給されます。湿地生イヌノヒゲ類は基本的にこれでOKです。
しかしながら最大の難関はタネの入手で、流通する苗の状態がダメすぎて採種まで持ってくれません。本種は奇妙なことに、7月に頭花を伸ばし始めて、種が熟するのが11月なのです。その間新葉を出さないため、移植するとすぐ死にます。そこで鉢花として流通すれば…お察しでしょう。そして種が熟すると花全体が崩壊してばらまかれるので、枯れていた方がまぁ花としては長持ちします…(泣)
モウセンゴケやハエトリソウと同じ条件で育てられるので、食虫植物の片手間に育てるのもいいかと思います。ホシクサやクロホシクサやゴマシオホシクサみたいに大爆殖して自滅したり、イトイヌノヒゲみたいに芝生になったりしにくくコントロールがしやすいですし。(とはいえホシクサですからやたらめったら増えます)