水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

サイアミーズフライングフォックス

コケとりの費用対効果的にはサイアミーズフライングフォックスがいちばん優れているのでよく使っています。黒髭ゴケの駆除によく使われていますが、真価を発揮するのは糸状藻類です。エビが全く食べないと思ったら是非お試しを。

入荷状態が悪いことがあり痩せこけた個体はそのまま死ぬことがあるので、すこし大きめの個体をごく少数(できれば1匹、多くても2-3匹)入手した方が即効性もあり失敗しにくいです。あとすこし大きいサイアミはショップさんも持て余していることがあるのもいいですね。

最初に数匹入れるとやはり藻類食の魚らしく、まる一年もたつと喧嘩を始め、弱い個体が飛び出して一番強い1匹が残ることがしばしば…。なので大きめを1匹入れるのが良いと思います。

さて、そんなこんなでメインの60cm水槽を支配している個体がかなり太ってきてしまいました。長さが伸びてきてもいいと思うのですがひたすら縦横に膨らんできています。

この水槽には餌を少なくともここ1年半はやっていないので、藻類だけでかなり太る様です。この水槽は有茎草が全体を埋め尽くしているので、ほとんど遊泳スペースがないせいだと思います…。。。時々ショップさんで目にする、巨大でかっこいい姿を飼育下でも楽しみたいと思うこともあるのですが(魚としても結構好きな部類なのです…雑魚感が)、うちの環境では厳しそうですね。

 

 

ちなみに、ヤマトヌマエビは低pH環境に入れると藻類そっちのけで水草ばかり食害し、何の役にも立たない場合があること、低pHではすぐ死ぬこと、人工生産ができていないこと、本来の寿命が15年以上はある(「すぐ死ぬ」状況が発生するのはあまりにおかしい)ことなどから使っていません。pHと硬度の高い水槽で使うものだと思います。

低pH低硬度を保つべき水草水槽ではサイアミの方が優秀です。さらに言えば、コケとりなしで管理できるようにするのが最善ですね。