水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

コホタルイ

コホタルイはひじょうに長い苞葉をもつ個体の印象が強いが、この個体は比較的短かった。

小穂の数もコホタルイにしては少ない印象を受ける。

そうしたことから現場ではイヌホタルイ(同じ場所にイヌホタルイもあった)との鑑別に悩んだが、痩果は明らかに小さく刺針状花被片も長いことからそう判断した。

イヌホタルイ、ホタルイと混生していたことから何かしらの雑種であることも想起された(未命名ながらその間の雑種が存在することはすでに知られている)が、同様の個体が数多く生育しており、かつ結実率は高いことからおそらくコホタルイそのものなのだろうと思う。

ただちょっと典型的ではない気がするので、栽培して数世代は累代してから結果を見たいと思っている。

 

↓こちらはひじょうに長い苞葉を持つ、典型的な個体である。草体の1/3程度を苞葉が占め、小穂は15個ほどにもなる。またノートはB4版であり、決して小さな植物ではないことが伺えると思う。こちらも標本にしたあまりを栽培中で、今のところ順調そうだ。