水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

関東で見かけるハリイ属

関東地方の水辺でよく見かけるハリイ属について・・・

()で囲んだものはふつう出会う機会がないと思われるもの。

 

ランナーで増殖し小型

マツバイ (きわめて普通)

(チシママツバイ 極めて稀)

 (チャボイ 極めて稀)

 

ランナーで増殖し大型

クログワイ (きわめて普通)

コツブヌマハリイ(やや普通)

オオヌマハリイ(やや普通)

(スジヌマハリイ 極めて稀)

 (ヒメハリイ 極めて稀)

 (ミスミイ 極めて稀)

 (シログワイ 極めて稀)

 

小型~中型で穂は小型で頻繁に芽生する

ハリイ (普通)

 (エゾハリイ 稀)

 (オオハリイ 稀)

 (ヤリハリイ 極めて稀)

 

中型で穂は卵形、穂は芽生しない

セイタカハリイ (やや普通)

 (チョウセンハリイ 極めて稀)

 (マルホハリイ 極めて稀)

 

中型で穂はやや大型。先が尖る傾向が強く細長い

シカクイ (やや普通)

イヌシカクイ (珍しい)

 (マシカクイ 極めて稀)

 (カドハリイ 極めて稀)

 (ミツカドシカクイ 極めて稀)

 

ようするに関東で普通に歩き回っていて出会う可能性があるハリイ属は

マツバイ

・ハリイ

・セイタカハリイ

・クログワイ

・コツブヌマハリイ

・シカクイ

・イヌシカクイ

山間部に行くとこれにオオヌマハリイが加わる

・・・といったところではないだろうか、と思う。

なおイヌシカクイは一部の地域でよく見かけるものの、普通種とはやはりいいがたい。

となると平地では

マツバイ

・ハリイ

・セイタカハリイ

・クログワイ

・コツブヌマハリイ

・シカクイ

上記6種類が、みかけるハリイ属の9割9分9厘を占める。山地に行くとオオヌマハリイが加わる。上記に当てはまるかどうかをまず考えて、そうでないものを見つけたらラッキー・・・と考えるとやりやすいかもしれないと思っている。

 

それにしても、カヤツリグサ科では普通種と珍種の間の差が極端に大きすぎる。