また熱帯魚店で、でかいミジンコウキクサをみつけた。
前回の大きなミジンコウキクサ(Wolffia columbiana)はどこから入ったのかいまいち不明瞭だった(候補は1つしかないのだが、肝心のその店でそれ以降見かけたことがない)ので、今回は本腰入れて育てようと思ったが…
なんか違う…?手触りが何かコロコロしてない。カクカクとした角を感じる。いわれてみれば見た目も少し違うような・・・?
妙に艶々しているし、若干細長い。
横から見ると、上面がやや平らになっていて、上の一層は緑色が濃く、下は薄い。
中央の分裂しかかっている個体などは横倒しになっているので、上下極性がW. columbianaに比べて非常にはっきりしている様子が見て取れると思う。
サイズはW. columbianaよりさらに大きく、0.8~1.5㎜×0.6~0.9㎜ほどである。
やはり細長いというほどではないし、上から見ても全面が緑の濃い部分というわけではない(すなわち、最大直径は水面ではなくその直下にある)、そして1.0㎜を超えていることからWolffia arrhizaではないかと考える。
この種もまた、アクアリウムで随伴することはほとんど知られていない。
世の中には一体何種のWolffiaがアクアリウムに紛れてひっそりと流通しているのだろうか。興味が尽きない。面白い!!!
(個人的にはWolffiaもいいけれど、ここまで色々見れそうならばいっそ、Wolffiellaが見たい。芸術的な種がいくつかあり、一度は見てみたい水草リストに含まれるものもいる。どこかに紛れていないかなあ???)