水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

怪奇現象II

イオン交換樹脂を沈めた水道水ボトルは今日も奇怪な数値をたたきだしている。沈めて24時間が経過したので、流石に安定しているだろう(これ以上必要なら、実用性が全くない)

まぁ毎回少しずつズレもあるのだがだいたい、かなりのスピードで数値が上がっていき、9.3から9.5を毎回示す。対して水道水は7.3。どちらにしても、とても水草を育てる数値ではない。

 

というわけでこれは流石にメーターの問題かと疑い、本物のRO水を測ってみる。マーフィードのもので、アクアショップに置いてあったものだ。pHマイナスでは対応困難な水草に関しては、ふだんからこれでバケツリレーをしている。以前やった時、試薬では6.5程度を示していたが、このメーターではやっていなかった。

pH測定に著しく時間がかかるが、前回測定値の9.37から徐々に下がっていき、7.5を示した。

(ROで電極を洗浄するついでに測定)

やや高いのが気になるが少なくとも9ではないし、pHメーターのせいである可能性は切り捨てられた。

 

さらにダメ押しとして、「TDSが低すぎて測れない」という意見があったため、手っ取り早くTDSをあげてみた。

樹脂で処理しpH9.3を示す水で、3パーセント食塩水を作って測ってみる。まぁ3%以上なんかの塩が溶けていることはまずないためである。要するにTDSを淡水で考えられるMaxにあげた。結果、9.15。うーん何故かほんの少しだけ下がったけれど、正直、変わらん。

 

要するに当初の予想通り、何かしらの、電離度が著しく低い弱塩基が溶けており、電離度が低すぎてイオン交換樹脂では除去できないものの、僅かに電離してpHを上げている可能性が高い。さらにこの微弱な塩基が緩衝作用も生んでおり、異常な量のpHマイナスを必要とさせているのではなかろうか?

 

さて、この塩基が何なのかはまだつかめていないが、非常に納得がいく。

前回中和点が2つ以上あるようだ?ということがわかっているので、2段階以上に電離するのだろうが…

とりあえず現時点ではここまでである。

この水は、何かがおかしい。