キキョウ科の水草というとロベリア・カージナリスしか頭に浮かばない人がほとんどだと思います。というかダッチアクアリウムが駆逐されつつある現状ではロベリアも知らない人が多いかも…。しかし、キキョウ科にはかなり水中傾向が強く、ほぼ沈水植物といえる種が複数含まれています。今回紹介するHowellia aquatilisはその代表的なものです。
https://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=28520
https://www.fs.usda.gov/wildflowers/Rare_Plants/profiles/TEP/howellia_aquatilis/index.shtml
本種は林内の融雪プールに発生します。
融雪プールは雪溶け水が窪地に溜まったもので、水温が低く水のある期間が短いことから水草には厳しい環境です。魚がいないことから大型鰓脚類などが多く興味深いのですが、こんな場所にも水草があることに驚かされました。
気が向いたら加筆します。