ブラジリアンフラジャイルです。
こちらは長花柱型。charmから出荷されている個体群は長柱花型で、水中葉の葉は三角形で先は尖ります。いわゆるブラジリアンフラジャイルはこれが多いのではないかと思います。
もう何回も咲かせていて、花弁の切れ込みには浅いものも深いものもいるのですが、花柱が長いことに関しては形質が安定しています。
本種、Oldenlandia salzmanniiは長花柱型と短花柱型がいることがわかっています。また本種はOldenlandia属の中でも孤立しており、よく似た種はありません。
本種は複数タイプが流通しています。
これはとあるお店で見つけたブラジリアンフラジャイルらしき植物。同じOldenlandia salzmanniiであることはすぐわかるのですが、花柱は短く一見して異なります。混ぜないよう注意しながら栽培したところ、水中葉の形態やサイズ、栽培難易度、成長速度などさまざまな点で異なることがわかってきました。
やはり水草は面白いです。
アクアリウムではついつい水中での草姿に基づいて分けられがちですが、花や水上葉の特徴から違いを見つけて水中での違いを探していくという楽しみ方も、また乙なものです。