水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

榛名湖の水草2022

榛名湖もまとまった水草相があまり書かれていないような気がしたので書いておきます.2022年7月に見られた種です.

 

トチカガミ科 Hydrocharitaceae

クロモ Hydrilla verticillata

低地では稀になってしまったクロモですが,高山湖沼ではまだ見られます.コカナダモ,セキショウモと並ぶ普通種でした.特に変なクロモということはなく普通の殖芽タイプでした.

セキショウ Vallisneria natans

本種も低地では稀になってしまっています.逆にコウガイモは低地でしか見かけない印象です.現状ではコウガイモのほうがだいぶ安泰ですが,さらに環境が悪化するとコウガイモの方が先に滅びそうに思います.

コカナダモ Elodea nuttalii

いつもの外来種です.ほんとどこにでもいるな…

アリノトウグサ科 Haloragaceae

ホザキノフサモ Myriophyllum spicatum

最もよくみられるフサモ類です.というか本種しかもはや息していないような….

ここの株は真っ赤に染まるものが多く見受けられました.同様のものは富士五湖でもよくみられます.榛名湖は沈水植物の回復のため鉄+腐葉土を沈めているという話があるので,その影響で色が上がっているのかも.

 

ヒルムシロ科 Potamogetonaceae

エビモ Potamogeton crispus

多く見られました.一年中安定している湖沼でエビモが優占しているのは少し珍しいような気がします.

センニンモ Potamogeton maackianus

榛名湖では比較的浅い場所にも生育し,観察するにはよさそうです.深いところにしか生えていなかったりする印象が強いですが....ここでは非常に小さな個体から普通サイズまでサイズに幅がありました.

 

ツツイトモ, ツツミズヒキモ Potamogeton pusillus,  Potamogeton x tosaensis

ツツイトモ群馬県では絶滅判定ですが,シャジクモなどとともにかなりの量が見られました.ツツミズヒキモらしきものも見当たりましたが,片親であるホソバミズヒキモは見当たりませんでした.日光~群馬山間部のツツイトモのような植物は実は全部ツツミズヒキモの変異である可能性すらあるので,再検討してみる価値がありそうです.

 

カヤツリグサ科

ヒメホタルイ Schoenoplectiella lineolatus

本種は野外で見る限り水草で,水中部分のほうがよく見られます.ここでも寧ろ深い水深でみられ,岸部にはみられませんでした.

マツバイ Eleocharis acicularis

田んぼのイメージが強いですが,案外湖にも見られます.かなり深い水深に生えていることも多く,岸辺に生えていなくても打ちあがっていることがしばしば.