「キヌイトフラスコモ」なるNitellaがアクアルートの某問屋便で入荷していたので紹介しようかと思います。キヌイトフラスコモとなぜ断定されていたのか疑問ですが、キヌイトフラスコモがNitella gracilisであることを考えると納得しました。
かつて流通するニテラに「ニテラ・グラキリス」なる細分岐はあるが割と粗いニテラがいたので、それの末裔ではないでしょうか。
野外採集品のような傷みや汚れはなく、ウィローモスの断片が混じっていたので少なくとも維持品と思います。
なお、卵胞子をつけていなかったので同定は現時点では難しいと思います。
ちなみにアクアリウムで流通するニテラにはかなりの種数があるように見えます。
今や水草を維持累代しているショップなど(とくに関東には)殆どありませんが、ニテラやナヤスは雑草的な性質を持つものがあるので、エビ水槽に混じって生き残っている場合があります。
そういったものを探してみるのもわりとアリな楽しみ方だと思います。