追記。2022入荷のギニアンローズプラントは前回入荷のものとは全く異なる植物が送られてきた。種まで把握しているが、現状記事にするかどうか決めかねている。通常の栽培方法では発芽すら困難な種であろう。
誰も育てられず一発芸で終わってしまったようです.
そもそも水草であったのかすらかなり怪しいのですが,他の物を調べている際に偶然正体がわかったので報告します.
ギニアンローズプラントはおそらく,Adelostigma senegalenseです.
本種は西アフリカの湿地に生えるキク科の一年草で,生態からすると花の付いた状態からの栽培はそもそも困難であったと思われます.
尚,Adelostigma属にはA. athrixioidesが先に記載されていますが,唯一のタイプ標本は破壊されたうえに追加標本も得られておらず,まったくもって謎の存在です.