こんなのがアップされていたので見ていたのだが...
マヤカが気になって仕方がない.
普通のマヤカに比べて葉が短く鈍頭でややまばら,よじれが入り,赤っぽい個体群(付着藻類の影響もあるが,それにしても頂芽赤い)がスターレンジに紛れて映っている.
これがAZ便のパラグアイレッドマヤカだといわれても(栽培条件により色は緑になりがちだし)正直いえば否定しようがない…
(これが緑になっちゃったパラグアイレッドマヤカ。普通のマヤカに比べて葉が短く捩れ、まばらである。変なマヤカなのですよ。)
しかし、この動画がとられたのはオリノコ水系である.
パラグアイレッドマヤカといわれるだけあって,AZ便のピンク色のマヤカは南米も中南部,パラグアイのラプラタ水系である.このマヤカは色だけでなく形もかなり特徴的な印象を受けるのだが,さすがに地域変異だろうと思っていた.
しかし似たものがもしも南米の北端付近にあるオリノコ水系でもみられるのであれば,こういう隠ぺい種が存在する可能性も捨てきれないのではないか.
夢のある話だ.
ちなみにこの動画には南米としては極めて珍しいバリスネリアも映っている.オリノコ水系にまではギリギリ分布しているのだが,なぜかそれより南には進出していない.非常に不思議な話である.むしろ水質が合わない地域が長く続くとか,そういう原因なのだろうか?