某店で緩くカールするマヤカを見かけ,ベレンのものかと聞いたところ返事は微妙なものだった.
しかしカールするマヤカといえばベレンだろう…と思いきや,そういうわけにもいかないのかもしれない.
そもそも,ネグロ川の水中写真にカールしていそうな大型マヤカが映り込んでいるのを見た覚えがある.
しかも,ベレンとネグロ流域には大きな距離があるため,記憶が正しければだけれどもこの手の「カールするマヤカ」に複数産地ある可能性も否定しがたい.
https://floredeguyane.piwigo.com/picture?/25535
(たとえば,ガイアナのこれはどうだ?カールしていないとも言い切れないのでは?)
というより,もしもこの手の「カールするマヤカ」があちこちで見つかるようならば,これらが独自の種をあらわしている可能性もちょっとありうるような気すらしてきた.
そもそも,カールする云々以前にこの手のマヤカは普通の東南便のラージマヤカに比べて葉が細い点のほうが注目すべきかもしれない....このての南米マヤカはM. longipesかM. sellowianaの筈なのだけれども,片方がある以上,違うものにもう片方が紛れている筈である.さらに,あれだけ片っ端から南米の水草を取って持ち帰ってきた日本人が,M. longipesを見逃すわけがない.
さて,私の目標はあくまで「ベレンのカールリーフマヤカをコレクションしたい」のではなく,「Mayaca longipesが見たい」ということに尽きる.
多分ニードルマヤカや,確実にM. longipesといえるインピュデントマヤカが絶えてしまっている以上,こいつに賭けるほかあるまい...