しかしながら、話はそう単純でもないようです。
非常に疑問だったが、これは「輸送」の問題のようです。何故か非常に鉛巻きの状態が悪いという話を某有名ショップさんから伺いました。
こういうところが、水草の「商品」としての側面でしょう。パールグラスやマヤカ、ヘテランテラ…これらは栽培には向いていても、売るのには向いていません。
組織培養が普及したことによりこの壁は崩されたかに思われましたが、もっと重篤化しています。
しかも組織培養は育った姿が見れないので「知っている水草」しか売れません。
どんな形になるのかわからない水草を一種当たり1500円も出して買うのはよっぽど酔狂な人くらいです。私でも躊躇します。
つまり、「市場ではみんな知っている商品から売れていく」現象です。
魚は沢山取れているのに、スーパーに並んでかつ売れるのはマアジばかりなのと、同じことである。地魚は正直、スーパーに並べてもそこまで売れない…。食べ方も知らない得体の知れない魚だから。そんなのを喜んで買うのは僕くらいである。
脱線しました。次回はそんな「地魚」的な水草の需要をいかに満足させるか。続きます。