長らくネイチャーアクアリウムは熱帯魚、水草好きの極みの境地であり、熱帯魚をはじめていきなりネイチャーアクアリウムに行くかと言われるとそうではなかったですから。
ここまで、ご近所のアクアショップの受け売りです。
私の認識でも、たとえば水草業界で有名なRootsさんの認識でも、「水草は2013年ごろから終わってしまっており、衰退の一方、どうせ斜陽なのだから今更ブームやなんやらは起きないだろう」というものでした。
私は以前も「水草には流行る要素しかない」
ということを書きました。
「小遣い稼ぎでしか人が動かない現在の日本で、消費者側が熱帯魚を上手く飼うことによって一儲けするというプランすら立てられそうにありません。メダカが流行っているのは増えて、綺麗で、改良できるからです。水草も同じ要素を持っているため、メダカのように流行るポテンシャルは十分にある。」
という感じの構成だった気がします。
しかし現在のNAに対する注目はこれとはまた別次元のものにあるように見えます。
「水槽は美しさと癒しを楽しむものだから、スタイリッシュで芸術的なものにしたい。だからそのために水草が必要。野暮なフレーム水槽、ベアタンク、金魚藻しかない水槽などは論外」
これが今のNA人気の源泉だと思います。
つまり、ユーザー側に「生き物からインテリアへ」という変遷が起きているということです。
(つづく)