マダガスカルキツネノマゴの同定に向けて（２）

マダガスカルキツネノマゴの写真をみるうち，本種は二出集散花序であることに気づいた．また苞葉は小さくはっきりしない．当初からJusticia gendarussaに似ているとは思っていたが，この情報からさらに絞り込める．Justiciaは膨大な種数があることから敬遠してきたが，二出集散花序となるとJusticia sect. Rhaphidospora とJusticia sect. Justicia （（Graham, 1988）による）に限られる．さらに錐状の苞をもつから，J. sect. Justiciaは除外される．となると候補が一気に減ってくる．

J. baronii

J. biokonensis

J.bremekampii

J. campylostemon

J. cavernarum

J. extensa

J. gendarussa

J. glabra

J. interrupta

J. laxa

J. leptantha

J. luzonensis

J. maxima

J. montana

J. obanensis

J. pinensis

J. pyramidata

J. modesta

J. salvioides

J. ventricosa

J. virgata

これでもう戦える気がする．それではここで産地から絞ってみようか

・・・っておいRhaphidospora属が発生しているぞ？とりあえずJ. gendarussaにはすごく近いことがここからもうかがえるというだけで進展か…