水草オタクの水草がたり.

水草を探して調べるブログです.素人ながら頑張ります.

水草図鑑 ラジアルヘアーグラス Eleocharis pedrovianae? E. (Websteria) confervoidesではないと思われる

憧れの水草ってありますよね。

そんな一つです。入手したばかりでまだ増やせていないうちに語るのもなんですが、枯らす前に語っときましょう。

写真で見るとその素晴らしさがわかりにくい水草です。ビビパラの豪華版?くらいに思われている人が多いことでしょう。

しかし実物を見ればわかります。コレに較べればエレオカリス•ビビパラなんて目じゃないです。

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この絹糸のように細かく透明感がある葉、光の加減で絹糸のように艶かしくキラキラと煌めきます。ここまで細い葉…というか茎は類例がほとんどありません。本当に美しいです。

ヘアーグラスの類の"葉"は実は茎ですが、本種の場合顕著に二型を示します。つまり、子株をつけることに特化した太い茎と、光合成に特化した絹糸のような細い茎です。

Eleocharisの中では異質な構造で、こんなやつは本種とエグレリアくらいなもの…と言われていましたが、案外そんなこともないぞということでEleocharisに合併されてしまいました。Websteria confervoidesって口に出して言いたくなるくらいかっこいい名前だったんですけどねぇ。

…と思っていたらこいつWebsteria confervoidesでもないようです.微妙に分岐パターンが違います.

Flickrにラジアルヘアーグラスとしか見えない花をつけたエレオカリスの写真が上がっていましたが,Websteriaの花とは全く異なるものでした.つけられていた学名はEleocharis pedrovianae.

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本種の自生地はYoutubeにも動画が上がっており、流れのあるクリアなクリークで、スターレンジやエグレリアとともに生えているようです。沈水葉が主体の水草ですから、水位があまり変わらない酸性の湧水に依存しているのだと思います。動画を探してみるとわりかし映っていますが、あまり透明度の低い環境では見かけません。スターレンジやエグレリアに比べると適応範囲が狭いのかもしれません。

分布が比較的広い、水草にとって一番いい場所で優占し、条件の外れたところには生育しないということは条件を整えてやれば爆増するのではないかと期待しています。ケヤリソウやトニナみたいに。

ラジアルヘアーグラスの大群生、いつか作りたいなぁ…

 

最後に。こんな繊細な、触っただけで崩れてしまいそうな水草を地球の裏側から運んできた人、そして入荷から二十年以上も維持してくださった方々、本当に感謝しかありません。