SONOさんの"エレオカリス クシングア"を入手してみたので紹介します。チャームからも注文してみましたが、どういう間違いがあったのかジャイアントコブラグラスが届いてしまった(爆)ので再送待ちです。ジャイアントコブラグラスもかなり欲しかった水草なので嬉しいのですが。
そもそもクシングアなるエレオカリスは居ないし、チャームでは東南アジア産としていますがもともとはEleocharis "xingu"として流通しており、つまりシングー川のエレオカリスだと思われます。流通自体は非常に古くからありますが、これの名前を突き止めたという人の話は聞いたことがありません。
つまり私の大好きな「UNKNOWNな南米水草」の一員です。
穂は濡れていると色がわかりにくいですが少し黄土色気味で色は薄めです。シカクイなどの穂に比べると平滑ですね。もう少し育ててみて、確実な花を見たいですね。
ひとまずこの花ならEleocharisではあるでしょう。
さて本種にはかなり変わった特徴があって、茎の断面が凸レンズ型から扁平であります。日本産種だとアンペライの断面によく似ています。茎の質感はヌマハリイ類をゴツくもう少し硬くした感じ。うーん。
雰囲気としてはニュージーランド産ミズゴケから生えてくるIsolepis proliferaにとてもよく似ています(ところでI. proliferaに関してはうっかり乾燥で親株を枯らしてしまい悲しい…子株はまだあるんですけど状態がイマイチです)
まぁ、穂が違いますけどね。
株の基部です。
なんかすごく見覚えのある感じ、と思ったらやはりヌマハリイ類に似ていますね。株元があまり赤くならないのがこれはこれでGood.
いやぁ面白い水草です。